ここではキャットフードを選ぶうえで役に立つ知識を紹介します。 実は良いキャットフードを選ぶのは本当に難しいことです。 だからこそ、最低限の知識を身に着けておきましょう。
動物病院で薦められたキャットフード

場合によっては、動物病院でもキャットフードを薦められることがあるかと思います。 治療の為に必要なこともあるかと思いますが、獣医師によってはフードメーカーの受け売りの説明しかできなかったり、中間マージンが目的でキャットフードを販売していることもあります。 もちろん全てのケースで上記のようなことがある訳ではありません。 しかし、そういったケースも少なくないということをしっかりと覚えておかないといけません。 そして、そんな状況で正しい判断をする為にも、ネコには、どんな成分がどんな影響を与えるのかを知っておきましょう。
従来のキャットフードにはどんな危険があるの?

従来のキャットフードは長期間にわたる在庫管理の為に化学合成された酸化防止剤をたっぷりと配合しています。 また、非常に質の悪い原材料を使っているのも特徴です。 人間は食べることのできない品質の食材を使用しているのです。 使い古された油や農薬が過剰投与された野菜などが入っています。 肉も人間用ではないもの(抗生剤過剰投与など)や肉副産物という人間用の畜肉市場には出回らない低コストな部分(骨など)が使われています。 (もっとひどい場合も、、、) ヒ○ズサイエンスダイエッ○や○イヤルカナ○などの大手有名メーカーでも、こういったリスクがありますから、 これらを与えている場合、愛猫の健康を考えるなら、改めてキャットフード選びを選び直す必要があると言えるでしょう。
入っていてもOKな添加物とは?

今までのペットフード業界で盛んに使用されていた酸化防止剤として挙げられるのがBHA、BHT、エトキシキンなど。 これらには発がん性があると言われているので、愛猫の健康の為にも、こういった合成添加物を配合したキャットフードは避けた方が良いです。 しかし、ドライフードにしてもウェットフードにしても「添加物」が全く入っていないキャットフードはナチュラル系でも殆どありません。(添加物≠合成添加物) ナチュラル系では上記のようなBHA、BHT、エトキシキンなどの代わりに、 ローズマリーエキスやミックストコフェロールといった自然由来の成分でフードの腐敗・酸化を防いでいます。 これらの自然由来添加物なら、安全性は十分と言えるでしょう。 もちろん、自然由来添加物の場合はBHA、BHT、エトキシキンなどと比べると保存期間が短くなります。 値段も多少ですが高くなるかも知れません。 それでもネコの健康を考えるならば、BHA、BHT、エトキシキンなどが入ったものは与えないことです。 ちなみにミックストコフェロールとはビタミンEの混合物を指しています。
BHA、BHT、エトキシキンの危険性
BHA、BHT、エトキシキンは非常に毒性の強い合成添加物です。 一般的にペットフードの酸化防止剤として使用されます。 もちろん人間用の食品には使われていません。 これは人間用には使わないのではなく「使えない」から。 その危険性の高さから、法律ではエトキシキンの人間用食材への添加を禁止しています。 (BHA、BHTに関しては、その危険性から禁止になる予定でしたが、アメリカなどからの圧力によって禁止が出来なかったようです。) それにも関わらず、ペットフードへの添加は認められているのです。 しかも、現在の日本の法律ではペットフードの裏面の原料表示に全ての原材料を表示しなくても良いということになっています。 つまり、BHAなどが入っているのに、あたかも入っていないかの様に記載されているのです。 「書いてないから大丈夫」という訳にはいきません。 だからこそ、最初からBHAなどが配合されていないキャットフードを探して購入する様にしましょう。 ※このサイトで紹介しているフードは全てBHA、BHT、エトキシキンなどを配合していません。